第02章:VS Codeで開発準備!C3・Wrangler・Copilotに慣れよう 🛠️✨
この章では、**「Cloudflareの開発を始める前に、まず道具に慣れる」**ことを目標にします😊 2026年4月17日時点の公式情報では、Cloudflare開発の出発点は C3(create-cloudflare)でプロジェクトを作る → Wranglerでローカル開発する → 必要に応じて型生成やAI bindingを足す という流れがかなり素直です。Workers は TypeScript を第一級で扱い、React や Next.js などの主要フレームワークともつながります。 (Cloudflare Docs)
この章のゴール 🎯
この章が終わるころには、次の状態を目指します✨
- C3 が何をしてくれる道具なのか説明できる
- Wrangler が何を担当するCLIなのか説明できる
- VS Code で Cloudflare プロジェクトを開いて、最低限のファイルを読める
wrangler devでローカル実行できるwrangler typesの意味がわかる- Copilot Chat に「設定を説明して」「エラーの意味を教えて」と自然に聞ける
- AI binding を後で足す入口だけは見えている 🤖
1. まずは3人組を覚えよう ☁️🧰🤝

最初に覚えるのは、この3つです。
C3 は、Cloudflare公式のプロジェクト作成CLIです。新しい Workers / Pages プロジェクトを素早く作れます。しかも、ただ雛形を置くだけではなく、公式テンプレートや各フレームワーク向けのセットアップ導線を使ってくれるので、最初の形が崩れにくいのが強みです。 (Cloudflare Docs)
Wrangler は、Cloudflare Developer Platform のCLIです。ローカル開発、デプロイ、ロールバック、リソース操作など、実務で使う中心コマンドがここに集まっています。Cloudflare開発では、Wranglerに慣れる = Cloudflareに慣れる と考えてかなり近いです。 (Cloudflare Docs)
GitHub Copilot は、この章では「コード自動生成マシン」ではなく、学習アシスタントとして使います💡
たとえば「この wrangler.jsonc を初心者向けに説明して」「このエラー文をやさしく訳して」「このTypeScriptの型エラー、原因を3つに分けて」と聞く使い方がとても相性いいです。さらにVS CodeのCopilotは、最新の機能マトリックスで Agent mode と MCP をサポートしています。 (GitHub Docs)
2. まずは C3 で最初の Worker を作ろう 🚀
この教材では、最初の1個目は Worker only + TypeScript で始めるのがいちばんわかりやすいです😊 Cloudflare公式の Workers AI 入門でも、C3 で新規 Worker を作るときに Hello World example → Worker only → TypeScript → git は Yes → deploy は No の流れが案内されています。しかもそのとき、C3 は Wrangler も一緒に入れてくれます。 (Cloudflare Docs)
実際の開始コマンドはこんな感じです👇
npm create cloudflare@latest -- hello-ai
対話の途中では、こんな選び方で進めると学習向きです👇
- What would you like to start with? →
Hello World example - Which template would you like to use? →
Worker only - Which language do you want to use? →
TypeScript - Do you want to use git for version control? →
Yes - Do you want to deploy your application? →
No
この「いったん deploy しない」が大事です🌱
最初は作る・読む・動かすに集中したほうが理解が速いからです。なお Pages を Git 連携前提で使うときは、C3直後に yes で直接アップロードしてしまうと、あとからその Pages プロジェクトを Git リポジトリ連携できなくなるので注意です。 (Cloudflare Docs)
3. VS Codeで開いたら、最初に見るファイルはこの3つ 👀📁

C3 で作った直後は、まず次の3つだけ見れば十分です✨
src/index.tswrangler.jsoncpackage.json
Cloudflare公式の生成内容でも、最初のプロジェクトには src/index.ts の Hello World Worker と wrangler.jsonc が入ります。ここで大事なのは、「コード本体」と「Cloudflare側の設定」を分けて考えることです。
src/index.ts は「何を返すか」を書く場所、wrangler.jsonc は「この Worker をどんな条件で動かすか」を書く場所です。 (Cloudflare Docs)
最初の src/index.ts は、だいたいこんな気持ちで読めばOKです😊
export default {
async fetch(): Promise<Response> {
return new Response("Hello Cloudflare + TypeScript! ☁️");
},
};
ここでは文法を全部理解しなくて大丈夫です。 見るべきポイントは2つだけです。
1つ目は、fetch が入口だということ。
2つ目は、最後に Response を返すということ。
この感覚があれば、第6章の Worker 本編にすごく入りやすくなります🌈
4. Wrangler は「実行係・接続係・型生成係」だと思おう 🧩

Wrangler は単なるデプロイ用コマンドではありません。
Cloudflare公式では、Wrangler で ローカル開発もでき、Cloudflareリソースとの接続や型生成にも深く関わります。ローカル開発の基本コマンドは wrangler dev です。 (Cloudflare Docs)
まずはVS Codeのターミナルで、これを打ってみましょう👇
npx wrangler dev
Cloudflare公式の現在の挙動では、wrangler dev を動かすと、Workerのコード自体は自分のローカルマシンで動き、wrangler.jsonc に書かれた binding は 基本的にローカルでシミュレーションされます。つまり、最初の学習では「いきなり本番クラウドに全部投げる」のではなく、手元でかなり安全に試せるわけです。 (Cloudflare Docs)
しかも公式ガイドでは、ほとんどの開発では ローカル開発を基本にして、必要な binding だけ remote に切り替える形が効率的だとされています。最初から --remote に頼りきる必要はありません。 (Cloudflare Docs)
5. wrangler.jsonc は「Cloudflare向けの設定ノート」📘☁️
この章では wrangler.jsonc を全部覚える必要はありません🙆
でも、Cloudflare開発ではこのファイルが超大事です。
ここに書くのは、たとえばこんな情報です。
- Worker名
- compatibility date
- AI や KV や R2 などの binding
- 環境ごとの設定
- secrets の宣言
特に大事なのは、binding を足したら TypeScript 側の型も追従させることです。Cloudflare公式では、Workers の型は workerd から生成され、wrangler types によって その Worker の設定に合った型を生成するのが推奨されています。 (Cloudflare Docs)
なので、初心者のうちはこれをクセにしましょう👇
npx wrangler types
wrangler.jsonc を変えたあとにこれを打つ。
たったこれだけで、env に何が生えているか、今の設定で使えるランタイムAPIは何かが型として見えやすくなります✨
CloudflareのAI bindingのドキュメントでも、Wrangler設定を変更したら wrangler types を回すよう案内されています。 (Cloudflare Docs)
6. Copilot は「書かせる」より先に「読ませる」がおすすめ 🤖📖

この章でのCopilotのおすすめ運用は、次の順番です。
① 設定ファイルを読ませる ② エラー文を訳させる ③ 次に何をすべきか整理させる ④ それから必要最小限だけ書かせる
この順番がかなり大事です😊 いきなり「全部作って」と丸投げすると、Cloudflare特有の設定を理解しないまま進みがちです。まずは 理解の補助輪 として使うのが一番伸びます。
たとえば、Copilot Chat にはこんなふうに聞けます👇
- 「この
wrangler.jsoncを初心者向けに1行ずつ説明して」 - 「この
fetch()の流れを図で説明して」 - 「このエラー、原因候補を3つに分けて」
- 「このTypeScriptエラーを直す前に、何がズレてるか教えて」
- 「Cloudflare Workerの
envって何?」
こういう質問は、学習速度をかなり上げます✨
7. Copilot の Agent mode と MCP は、Cloudflare学習と相性がいい 🧠🔌
ここは2026年らしいポイントです🎉
GitHub公式では、VS Code版 Copilot は Agent mode と MCP をサポートしています。さらに GitHub MCP server は VS Code から使え、拡張ビューで @mcp github と検索して導入する案内があります。 (GitHub Docs)
つまり、Copilotをただの補完機能として使うだけでなく、ツールに触れるAIアシスタントとして使いやすくなっています。
そしてCloudflare側も、cloudflare-docs MCP server や cloudflare-observability MCP server、さらに Cloudflare API MCP server を公開しています。Cloudflare API MCP server は、DNS・Workers・R2・Zero Trust などを含む 2,500超のAPIエンドポイントに search() / execute() で触れる作りです。 (Cloudflare Docs)
ここで大事なのは、「CopilotがCloudflareを自動で全部わかってくれる」わけではないことです⚠️ でも、CopilotはMCPに対応し、Cloudflareは公式MCPサーバー群を用意しているので、ちゃんとつなげると、Cloudflareの知識・ドキュメント・API操作をAIに寄せやすい環境になっています。これはかなり強いです。 (GitHub Docs)
8. AIもここで少しだけ触っておこう 🤖☁️✨

この教材では Cloudflare のAIを積極的に使っていくので、第2章でも入口だけ見ておきます。
Cloudflare公式では、Workers AI を Worker につなぐには AI binding を追加し、その binding はコード側で env.AI として使います。 (Cloudflare Docs)
wrangler.jsonc に足す形はこんなイメージです👇
{
"ai": {
"binding": "AI"
}
}
そして設定を変えたら、忘れずに型生成です👇
npx wrangler types
このあと env.AI.run(...) を呼べば、Workerの中からAIモデルを使えます。CloudflareのAI Gateway連携ドキュメントでは、env.AI.run() で Workers AI モデルだけでなく一部のサードパーティモデルにも触れられる案内があります。 (Cloudflare Docs)
ただし、ここは初心者がハマりやすい注意点があります⚠️ Cloudflare公式のWrangler設定ドキュメントでは、Workers AI はローカル開発中でもCloudflareアカウントにアクセスして実行され、課金対象になると明記されています。しかも AI binding は 1 Worker project につき1つです。 つまり、AIを試すときは「ローカルだから完全無料で雑に叩いてよい」と思わないことが大事です💰 (Cloudflare Docs)
9. VS Codeでのおすすめ作業リズム 🪄💻
この章のおすすめリズムは、かなりシンプルです😊
- C3 で土台を作る
- VS Code で開く
src/index.tsを読むwrangler.jsoncを読むnpx wrangler devで動かす- Copilot に設定やエラーを説明させる
- binding を足したら
npx wrangler types - 必要になったら AI binding へ進む
この順番にすると、**Cloudflareの開発が「黒魔術」じゃなく「整理された手順」**に見えてきます🌟
10. つまずきやすいポイントを先に潰そう 🩹
その1:wrangler.jsonc を変えたのに、型が追いつかない
→ npx wrangler types を忘れていることが多いです。binding追加後はほぼ毎回これを意識しましょう。 (Cloudflare Docs)
その2:ローカル実行なのに挙動がクラウドっぽく見えない
→ それで正常です。wrangler dev ではコードはローカルで動き、binding は基本ローカルシミュレーションです。Cloudflare特有の挙動を深く見るのは、必要になってから remote binding や --remote を考えればOKです。 (Cloudflare Docs)
その3:AIをちょっと試しただけで課金が気になる → それも正常な警戒です。Workers AI はローカル開発中でもリモート実行で、課金対象になりえます。小さく試しましょう。 (Cloudflare Docs)
その4:秘密情報を設定ファイルにそのまま書いてしまう
→ Cloudflare公式では、ローカル開発用の秘密情報は .dev.vars または .env に置き、Git にコミットしないよう明記されています。 vars に機密情報を置かないのも大事です。 (Cloudflare Docs)
11. この章のミニ演習 🧪🎓
演習1:最初の Worker を作る
hello-ai という名前でプロジェクトを作り、VS Codeで開いてみましょう。
演習2:Copilot に読ませる
Copilot Chat にこう聞いてみましょう。
- 「この
wrangler.jsoncを中学生でもわかるように説明して」 - 「この
src/index.tsでResponseを返している意味を教えて」
演習3:ローカル実行する
npx wrangler dev を実行して、ブラウザで動作確認しましょう。
演習4:型生成してみる
npx wrangler types を実行して、型生成の流れを体験しましょう。
演習5:AI binding の形だけ見る
まだ本格利用しなくてOKです。wrangler.jsonc に AI binding をどう足すかだけ読んで、env.AI という入口を覚えましょう。 (Cloudflare Docs)
12. この章のまとめ 🌈📦
この章でいちばん大事なのは、Cloudflare開発の最初の景色をシンプルにすることです😊
- C3 で最初の形を作る ☁️
- Wrangler で動かす・つなぐ・型をそろえる 🔧
- Copilot で読む・質問する・理解を加速する 🤖
- AI binding は早めに存在だけ知っておく ✨
ここまで入れば、次章からの TypeScript 基礎や、その先の Worker 本編がかなり入りやすくなります。 特に2026年の今は、CopilotのMCP対応とCloudflareの公式MCPサーバー群があるので、学び方そのものが昔よりずっと強くなっています。環境づくりの章だけど、実はこの章がかなり大事です🔥 (GitHub Docs)
次の第3章では、この環境を使って 「型って何がうれしいの?」 を気持ちよく体感していきます ✍️💡