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第01章:KVはWorkerに“軽い記憶”を持たせる道具 🗝️📦

Cloudflare Workersは、リクエストを受けて返事をするのが得意です。
でも、何かを覚えておきたい場面もあります。

worker_memory そのときに使える保存先の1つがWorkers KVです 😊


1. KVはkey-valueの保存先 🗝️

KVは、keyとvalueのペアで保存します。

key_value_pair

key   = "theme:user_123"
value = "dark"

キーを指定して保存し、同じキーで読みます。
SQLのように表を作るのではなく、大きな辞書のように考えると分かりやすいです。

dictionary_concept

名前をつけて保存する
同じ名前で取り出す

これがKVの基本です。


2. KVが向いているもの 🌱

KVは、軽いデータを気軽に保存するのに向いています。

例です。

  • アプリ設定
  • ユーザー設定
  • 機能フラグ
  • 短いメモ
  • 軽いキャッシュ
  • ルーティング情報

とくに「よく読むけれど、頻繁には書き換えない」データと相性がよいです。

good_fit_items


3. KVが向かないもの ⚠️

KVは便利ですが、万能データベースではありません。

向かないものです。

  • 複雑な検索が必要なデータ
  • SQLで一覧や集計をしたいデータ
  • 大きな画像やPDF
  • リアルタイムのチャット状態
  • 正確なカウンター
  • 在庫や残高のような厳密な値

こうしたものは、D1、R2、Durable Objectsなどを検討します。

bad_fit_items


4. KVは“軽い記憶”として考える 🧠

KVは、Workerにちょっとした記憶を持たせる道具です。

たとえば、次のようなイメージです。

feature:new-ui = enabled
user:123:theme = dark
memo:abc = 今日のメモ

最初は、短い文字列を保存して読むだけで十分です。
そこからJSON、TTL、一覧、キャッシュ用途へ広げていきます。

expansion_path


5. 章末チェック ✅

  • KVはkey-value形式の保存先だと分かる
  • 軽い設定や短いメモに向いていると分かる
  • SQL検索や大きなファイルには向かないと分かる
  • KVをWorkerの軽い記憶として説明できる

この章で覚える一言はこれです。
KVは、Workerに小さなメモ帳を持たせるための仕組みです 🗝️

small_notepad