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第02章:CDNは世界中の配達拠点みたいなもの 🌍🚚

CDNはContent Delivery Networkの略です。
名前だけ見ると難しそうですが、考え方はかなりシンプルです。
よく使われるコンテンツをユーザーの近くから配る仕組みです ⚡


1. originまで毎回取りに行くと遠いことがある 🏢

WebサイトやAPIには、もともとの置き場所があります。
これをoriginと呼ぶことがあります。

もしユーザーが世界中にいる場合、全員が毎回originまで取りに行くと、距離が遠くなる人が出ます。
距離が遠いと、通信の往復に時間がかかります。

ユーザー → 遠いorigin → ユーザー

Long Distance to Origin

CDNは、この距離問題を小さくするために使われます。


2. Cloudflare Edgeが近くで返す ☁️

Cloudflareは世界中にネットワークを持っています。
キャッシュできるコンテンツなら、CloudflareのEdgeからユーザーへ返せます。

ユーザー → 近くのCloudflare Edge → ユーザー

Delivery from Edge Network

初回はoriginまで取りに行くことがあります。
でも、次から同じ内容を返せるなら、Cloudflare Edgeから速く返せます。

この「近くから返す」がCDNの大事な感覚です 🌍


3. CDNはサーバー負荷も減らせる 💪

CDNのメリットは速度だけではありません。
originへ届くリクエスト数を減らせます。

たとえば、1万人が同じ画像を見たとします。
毎回originが画像を返すと、originに負荷がかかります。
Cloudflareがキャッシュから返せば、originはかなり楽になります。

これは、アクセスが増えたときに重要です。
速くなるだけでなく、originを守る効果もあります 🛡️ Reducing Server Load with CDN


4. CloudflareはCDN以外の役割も持つ 🧩

Cloudflareが前段にいると、CDN以外の機能も使いやすくなります。

  • DNS
  • SSL/TLS
  • WAF
  • Bot対策
  • Cache Rules
  • Workers
  • Rate Limiting

つまりCloudflareは、ただのファイル配達係ではありません。
Webアプリの入口で、速さ・安全性・ルール処理をまとめて扱う場所です。 Cloudflare as a Multi-tool

ただし、この章ではまずCDNの「近くから返す」役割に集中します 😊


5. CDNで速くなりやすいもの 🖼️

CDNで速くなりやすいのは、同じ内容を多くの人が見るものです。

  • ロゴ画像
  • 商品画像
  • CSS
  • JavaScript
  • フォント
  • 公開資料PDF
  • 静的なドキュメント

これらは、一度キャッシュされると多くのユーザーに再利用しやすいです。

逆に、ユーザーごとに違う情報はCDNの共有キャッシュに向きません。
マイページや注文履歴などは慎重に扱います 🔐 Content Suitable for CDN


6. CDNとWorkersの関係 🧑‍💻

Cloudflare Workersは、CloudflareのEdgeでコードを動かす仕組みです。
Workersはキャッシュの前後で処理に関わることができます。

たとえば、Workerでリクエストを受けて、キャッシュできるレスポンスを返すことがあります。
また、Cache APIを使ってWorkerからキャッシュを扱うこともできます。

ただし、まずは次の順番で考えると分かりやすいです。

  1. 静的ファイルはCDNとCache Rulesで考える
  2. APIはキャッシュしてよいか判断する
  3. 特別な制御が必要ならWorkers Cache APIを見る

7. 章末チェック ✅

  • CDNはユーザーの近くから返す仕組みだと分かる
  • originまでの距離を短くできると分かる
  • CDNはorigin負荷も減らせると分かる
  • 画像やCSS/JSはCDNと相性がよいと分かる
  • WorkersとCDNは組み合わせて考えられる

この章で覚える一言はこれです。
CDNは、世界中にあるCloudflareの配達拠点からコンテンツを届ける仕組みです 🌍🚚 CDN as Global Delivery Hubs (Summary)