第06章:Custom Domainsの考え方をつかもう 🏡🌐
Custom Domainsは、Cloudflare Workersを独自ドメインで公開するための分かりやすい方法です。
特に api.example.com のようなホスト名全体をWorkerに任せたいときに向いています。
この章では、Routesと混ざらないように「Custom Domainsは何をするものか」を丁寧に見ます 😊
1. Custom DomainsはWorkerをホスト名の本体にする仕組み 🏠
Custom Domainsでは、Workerがそのホスト名のoriginのように振る舞います。
たとえば api.example.com をCustom DomainとしてWorkerに設定すると、api.example.com へのリクエストはWorkerに届きます。
イメージはこうです。
ブラウザ
↓
https://api.example.com
↓
Cloudflare
↓
Worker

この場合、api.example.com/users も api.example.com/ai/summarize も、同じWorkerの中で処理できます。
2. Custom Domainsが向いている場面 ✅
Custom Domainsは、次のような場面に向いています。
api.example.com全体をWorkers APIにしたいapp.example.comをWorkerで配信するReactアプリにしたい- 既存のoriginサーバーがなく、Workerだけで完結したい
- サブドメインごとにWorkerを分けたい
公式ドキュメントでも、Workerをインターネットへ接続し、常に通信したい外部originがない場合にCustom Domainsが自然な選択肢として案内されています。

つまり、初心者が「このWorkerをこの独自ドメインで公開したい」と思ったら、まずCustom Domainsを検討するとよいです 🧭
3. CloudflareがDNSと証明書を助けてくれる ✨
Custom Domainを設定すると、CloudflareがDNSレコードを作成し、必要な証明書を発行する流れがあります。
ここが初心者にとって大きなメリットです。
手作業でCNAMEを作って、証明書を別で準備して、期限を気にして、という負担が小さくなります。
もちろん設定画面で状態確認は必要ですが、公開までの道がかなり短くなります 🚀

ただし、CloudflareのZone内のホスト名である必要があります。
example.com をCloudflareで管理していないのに、api.example.com を突然Custom Domainにすることはできません。
4. wrangler.jsonc で書く例 🧾
Custom Domainは、設定ファイルで管理することもできます。
例は次のような形です。
{
"name": "my-api",
"main": "src/index.ts",
"compatibility_date": "2026-04-24",
"routes": [
{
"pattern": "api.example.com",
"custom_domain": true
}
]
}
ここで大事なのは、custom_domain: true です。
これがあることで、通常のRouteではなくCustom Domainとして扱う意図がはっきりします。

設定をファイルに残すと、あとで見返しやすく、Copilotにも説明させやすくなります 🤖
5. ダッシュボードから設定する方法もある 👀
CloudflareダッシュボードからもCustom Domainを追加できます。
Workers & Pagesで対象Workerを開き、SettingsやDomains & Routes周辺から追加する流れです。
初心者には、最初はダッシュボードで設定して画面の意味をつかむのもよいです。
慣れてきたら wrangler.jsonc に寄せると、設定の履歴管理がしやすくなります。

どちらを使う場合でも、確認するポイントは同じです。
- どのWorkerに設定したか
- どのZoneのホスト名か
- 証明書が発行されているか
- ブラウザでHTTPS表示できるか
6. Custom Domainsで注意すること ⚠️
Custom Domainsは便利ですが、万能ではありません。
特に、既存のWebサイトの一部だけWorkerにしたい場合はRoutesのほうが合うことがあります。
たとえば example.com は既存サイトとして残し、example.com/api/* だけWorkerで処理したいならRoutesを検討します。
Custom Domainsは、基本的にホスト名全体をWorkerへ任せる発想です。

また、設定したホスト名を間違えると、意図しないURLがWorkerに向いてしまいます。
本番ドメインを触るときは、最初に test.example.com や api-dev.example.com で練習すると安全です 🧪
7. Copilotに設定を説明させる 🤖
wrangler.jsonc にCustom Domainを書いたら、Copilotに確認させましょう。
この wrangler.jsonc の routes 設定を初心者向けに説明してください。
Custom Domainとして正しく読めるか、Routesとの違いも含めて確認してください。
AIに「正しいですか?」だけ聞くより、「どのように解釈されるか」を説明させるほうが理解につながります。

8. 章末チェック ✅
- Custom DomainsはWorkerをホスト名の本体にする仕組みだと分かる
api.example.comのようなサブドメイン全体に向いていると分かる- CloudflareがDNSや証明書を助けてくれる流れがあると分かる
custom_domain: trueの意味が分かる- 一部パスだけならRoutesも検討すると分かる
この章で覚える一言はこれです。
Custom Domainsは「この名前の入口をWorkerに任せる」ためのいちばん素直な公開方法です 🏡✨